彼らはいきていた(ゼイ・シャル・ノット・グロウ・オールド(字幕版)) 感想 ネタバレ
↓ 映画「彼らは生きていた」公式ページ
↓ Amazon Prime Video
近くの映画館で公開されたら見に行こうと思っているうちにコロナ禍で映画館がしまってしまいました。
当然見たいしヒマだー、と思っていたらアマゾンにありました。なぜか邦題ではなく原題の直訳になっています。
映画の公式ページを見ると、まだこれから公開予定の映画館もあるんですが、どうなっているんでしょうか。
原題を訳すると「かれらは(もう)歳をとらない」って意味が深い題名ですよね。
監督というか、イギリスの博物館に残された膨大なフィルムの編集をまかされたのが「ロード・オブ・リング」三部作のピーター・ジャクソンです。
なので、昔のフィルムを見て最初は退屈に思えるのですが、途中のある場面からとても見やすくなります。まあ、ミリタリー物の映画を好きな人に限られますが。
字幕を追うのと映像の細かい点を見るのに、二回みる必要があるかと思ったのですが、白黒のフィルムがカラーに変わる場面からは画面が緊迫してサム・メンデス監督の「1917」を見ているのと同じ感覚になってきます。ドキュメンタリーがフィクションに変わっていくような不思議な感覚に囚われます。
カラーの画面だとかえって後から作ったフィクションの映画を見ているような錯覚に陥るのです。
アマゾン・プライム・ビデオのカスタマーレビューにも多く書かれていましたが、 白黒映像をカラー化するのはまだいいと思うのですが、バラバラの映像をうまくつなぎ合わせて、ナレーションを付け足して、環境音を入れて見易く見易くしてしまったことには功罪があるなあ、ドキュメンタリーとしてはどうかなぁ、と思う部分もあります。
その辺を理解して見ると、知らずに見るのとでは感想は違ってきますが、映像としてはとても興味深いのは言うまでもないです。